これからの人生を考えるうえで、ライフプラン表を作成することはとても重要です。
よく「老後のお金が不安だ」という人に「何が不安ですか」と聞きますと、ほとんどの人は理由が分かりません。わからないから不安がどんどん大きくなってしまいます。
大切なのは、現実を直視し、将来を予測し、行動することです。
そのために、ライフプラン表が重要となるのです。
上の2つの表は、同じ人が
・64歳まで働いて、65歳からは年金生活のライフプラン表(上)
・69歳まで働いて、70歳からは年金生活のライフプラン表(下)
64歳まで働いた人は、預貯金が73歳で赤字となってしまいます。69歳まで働いた人は、100歳まで預貯金はプラスです。
これは、長く働いて資産が増えただけでなく、年金の繰り下げ支給のため、65歳からもらえる年金額が70歳では1.42倍になるからです。老後を安心して暮らすには、支出を抑えて、より多くの収入を得ることが重要です。
このようにライフプラン表を作成することにより、どのような行動を取れば、どうなるかが予測でき、いろいろシュミレーションすることで、これからの戦略を立てることもできます。
その1つの方法が、受け取れる年金額を増やすということです。60歳前の人は、個人型確定拠出年金『iDeCo(イデコ)』で、積み立てて増やす自分年金等もあります。
次回は、『老後の資産運用』お楽しみに!!