35年前の育児と孫の育じいと睡眠メカニズムによる「寝かしつけ」のコツ・技を公開!
35年前に娘、そして孫、夜の寝かしつけを担当。
その際、いろいろ試みて、また、スリープアドバイザーの知識を活かし、「寝かしつけ」のコツ・技を習得。
なかなか寝ない赤ちゃんにお困りの方、是非試してみてください。
まず初めに、赤ちゃんの授乳とオムツを確認。
やはり空腹ですと寝かしつけは難しい。また、今は紙おむつですが、こちらも出来れば濡れてない方がベターです。
熱があったり、体調が悪い場合には、医師の診断が必要となります。
では始めます。
まず5つのポイントがあります。
①睡眠には、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)が一定の間隔で繰り返されます。ただ大人よりもその間隔が短く、浅い眠りの時に寝かすとすぐに起きてしまうことがあります。
②1/fゆらぎの効果を利用。1/fゆらぎは、人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、小川のせせらぐ音、木漏れ日、目の動き、電車の揺れ等が例として挙げられます。人間の生体は五感を通して外界から1/fゆらぎを感知すると、生体リズムと共鳴し、自律神経が整えられ、精神が安定し、活力がわくと考えられています。
物理学者の武者利光による研究で、自然界の1/fゆらぎ音を聴くと脳内にα波の状態になり、人間の生体にリラクゼーション効果をもたらすと発表されている。
③寝室は暗く静かで室温・湿度は快適に保つ。赤ちゃんは音や光に敏感なので、睡眠環境を整える。
④ママが使っているニオイのついているものを利用。ただし、香水・香料はNGのようです。私の場合は、早くから寝かしつけ担当のため、私のニオイを覚えて、夜抱っこすると寝る体制になりました。口臭・体臭は問題なし。
⑤「寝かしつけ」に成功したら、毎日その入眠儀式を繰り返す。ただし、寝ないからといって、すぐにルーティンを変えないことが重要。寝ない赤ちゃんはいないので、辛抱強くやり続けてみる。
実践へ。
①手が暖かいか確認する。手が暖かい場合には深部体温が下がっているため、寝かしつけは比較的簡単にできます。また、寝かしつける際には、時々手の暖かさを確認するとよい。
②左胸に赤ちゃんの耳が当たるように立ちながら抱っこして、心音を聞かせるようにする。その際には、なるべく体を密着させ、ぬくもりを感じさせる。そして、横にゆらゆらと揺する。これは、赤ちゃんがおなかの中(羊水)にいた感覚となり、安心する。
③ここで、1/fゆらぎを使い、背中やおしりをやさしくトントンと一定のリズムでたたく。
④それに合わせて、オリジナル寝かしつけソングをスローテンポで歌う。なるべくシンプルで、スローテンポで歌う。ちなみに私は ♪ねんねんころり、○○ちゃん♪ これを延々に繰り返す。こちらも1/fゆらぎで。私の場合は、声が響くので、まるで羊水の中で聞こえていたのと同じに感じているのかも。
⑤ここで赤ちゃんの瞼を見る。眼球が動いていたり、ピクピクと体が動いている間は「レム睡眠」。もう少し我慢して、②③④を繰り返し、前述の現象が無くなり、筋肉等が弛緩した状態になれば、寝具に寝かせても良い。
⑥寝具に置く場合は、置く寸前までできるだけ体を密着させ、ぬくもりを感じさせ、安心させることが重要。
⑦起きそうになったら、1/fゆらぎのトントンとオリジナル寝かしつけソングを体を密着させて歌い続ける。
ただあまり神経質にならないよう気を付けてください。
寝ない赤ちゃんはいません。
ぜひ参考にしてください。お役に立てれば幸いです。
※昼夜の区別がつき、離乳食が1日3回になったら
①起床時間を決めて、朝太陽の光を当ててて、体内時計をリセットする。昼間も日光浴をさせて睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促す。
②適度な運動をする。
③食事・睡眠の生活リズムを整える。おふろ→夕食→就寝
※おふろが夕食より先か後かの順をよく聞かれます。
これは家庭の事情により異なりますが、私はおふろが先をお勧めします。
【理由Ⅰ】おふろを先にすると、おなかが減るため、夕食をよく食べるようになります。
【理由2】入浴後、1時間30分くらいすると、深部体温が下がるため、入眠しやすくなります。詳しくは>>>快眠入門
【理由3】保育園または外から帰ってきて入浴すると、体に付いた菌を落とすため、食事の際にはきれいな状態でいられます。
【育じいのとっておきのアドバイス】
夜やっと赤ちゃんが寝るとお母さんはこの時とばかりに家事やその他の事をする方がいますが、赤ちゃんは寝入りばなのノンレム睡眠のため、睡眠が深いことが多く、すぐに起きることは少ない。そのためお母さんもこの時間一緒に寝ると深い睡眠がとれるので、なるべく寝ることをお勧めします。夜泣きで起こされても、寝入りばなの最初の90分で質の高い睡眠の後に起こされるので、比較的疲れないようです。なるべく育児は疲れを残さないことがポイントです。ぜひお試しください。
※深い眠りのノンレム睡眠は大脳皮質の休息がしっかりとれた状態。寝入りばなはノンレム睡眠、この最初の90分が非常に大切である。この最初の90分が崩れれば、残りも総崩れになる。詳しくは>>>快眠入門
当店には、11の資格を持つ
スリープアドバイザー&インテリアコーディネータがおり、
最適な『眠り』と睡眠環境のアドバイスをします
インテリアコーディネーター育じいの
衣料のホルムアルデヒドに注意!
ホルムアルデヒドってなあに?
衣類の縮みやしわを防ぐために使用しているもの。刺激が強い物質で、高濃度のホルムアルデヒドを含む衣料などに接触すると、発疹などの皮膚障害やアレルギーを起こす可能性があります。衣料の他にも、家具やカーテン・じゅうたんなどにも使われています(後述)。
そのため家庭用品規正法には、直接肌に触れるものについては16ppm以下、生後24カ月以内の乳幼児が使う製品からは検出されてはならない。この規制では、満2歳以上の子供が使うものは大人用と同じ扱いになり、下着、寝衣、靴下等で75ppm以下、中衣300ppm以下、外衣1000ppm以下となります。満2歳になると基準が上がるようですが、なるべく幼児にはホルムアルデヒド少ないものをお勧めします。
ホルムアルデヒドによる皮膚障害を防ぐ3か条
1.なるべく包装されたものを購入
ホルムアルデヒドは衣類に吸着されやすい性質のため、袋から出ていると、他のホルムアルデヒドを含むものから「移染」を受けてしまう。
2.赤ちゃんの衣類は、他のものと区別して保管しましょう。
これも「移染」を防ぐためです。
3.新しい衣料は、一度洗濯してから使いましょう。
ホルムアルデヒドは水に溶けやすい性質があります。一度洗濯すれば、ほぼ取り除くことができます。洗濯は大変なら、水通しでもだいぶ違います。
F☆☆☆☆をごぞんじですか?
新築、リフォームなどをきっかけに、部屋にいると頭痛がする、めまいがする、セキが出る、目がチカチカするなどの「シックハウス症候群」に悩む人が多くなった事から、建築基準法ではホルムアルデヒド等の人体に有害とされる化学物質を発散する建材・内装材を制限しています。
しかし、家具・カーテン・じゅうたん等は制限がなく、それは合板、接着剤、塗料、合成樹脂、繊維の加工等から放出されます。特に、中国、ベトナム等の東南アジアの商品では、想像以上に放出されるものがあります。せっかく新築の家で内装材・建材等にF☆☆☆☆を使用しても、化学物質が出放題の家具・カーテン・じゅうたんを使うのでは意味がありません。
特に抵抗力のない小さなお子さまや高齢者では健康被害を起し易くなります。
衣類とは違い家具・じゅうたんは洗濯できません。初めからホルムアルデヒドがほとんど出ないものを買う事をお勧めします。
ベッドのフレームでは、1日6から8時間、その化学物質を吸い続けることになりますので、発散のより少ないものをお勧めします。
食堂椅子やソファでは楽しい団らんの中で、化学物質を吸いながらと思いますと、F☆☆☆☆をお勧めします。
なお、じゅうたんの中にはそのホルムアルデヒドを吸着するものもあります。
この化学物質の放出をおさえたものにはF☆☆☆☆で表示されます。ぜひ、安心・安全・健康の目印として、商品を選ぶ際に、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)を覚えておいて下さい。お役に立ちます。
当店の家具、カーテン、じゅうたん等は、ほとんどF☆☆☆☆です。